ガイド · 現場調査・写真
写真台帳の作り方:エクセルで写真をまとめてセルに入れる方法と、インストールなしで A4 に並べる方法
Blink Brief · 更新日 · ページのつくり方
写真台帳をエクセルで作るなら、Excel for Microsoft 365 か Excel 2024 の[セル内に配置]を使います。写真をまとめて選ぶと、1 枚ずつ縦に並んだセルに入るので、行の高さを広げて写真を大きく見せ、右の列に撮影日・撮影箇所・内容を書けば台帳になります。エクセルを使わずに済ませたいときは、下の無料ツールで写真を選ぶだけで、A4 縦に 3 枚ずつ並べた台帳を印刷・PDF にできます。インストールも登録もいりません。
写真を選んで、A4 の写真台帳にする
まだ写真はありません
写真はこのページの中で読み込むだけで、どこにも送られません。並び順はファイル名の順で、あとから選んだ写真は最後に足されます。撮影日には写真ファイルの日付を入れています。撮影した日と違うときは直してください。
印刷の画面では、用紙を A4、向きを縦にします。PDF にするには、Chrome は[送信先]で[PDF に保存]を、Mac の Safari は「PDF」メニューの「PDF として保存」を選びます。
プレビュー
このブラウザーではツールが動きません。エクセルで作る手順は次のとおりです(くわしくは下の章)。
- B1〜D1 に「撮影日」「撮影箇所」「内容」と入れ、A2 を選びます。
- [挿入]→[イラスト]→[画像]→[セル内配置]→[このデバイス]で写真をまとめて選び、[挿入]を押します。
- 写真の入った行を選び、[ホーム]→[書式]→[行の高さ]で高さを広げ、A 列の幅も広げます。
- B〜D 列に撮影日・撮影箇所・内容を書き、[ファイル]→[名前を付けて保存]で[PDF (*.pdf)]を選んで保存します。
写真台帳に書くこと
写真台帳は、現場の写真を 1 枚ずつ並べ、それぞれがいつ・どこで・何を撮ったものかを添えた記録です。NTT 東日本の解説では、表紙に工事名・工事箇所・工期・工事責任者を書き、写真は国土交通省の「写真管理基準」の区分に沿って、着手前及び完成、施工状況、安全管理、使用材料、品質管理、出来形管理の順に並べています。
- 撮影日:その写真を撮った日。
- 撮影箇所:「2 階 東側 外壁」「1 階 トイレ 床」のように、見た人が場所を特定できる書き方にします。
- 内容:着工前、施工中、完成のどれか、何をした写真かを短く書きます。
写真に工事名や撮影部位を書いた黒板が写っていて文字が読めるなら、台帳に補足を書く必要はありません。黒板がないときや文字が読めないときに、台帳へ直接書き足します。同じ解説によると、写真は信ぴょう性のため基本的に編集してはいけず、認められているのは黒板の電子的な記入だけです。発注者が台帳の様式や写真の出し方を決めている工事では、その指定に従ってください。
エクセルで写真台帳を作る手順
[セル内に配置]は、Microsoft のヘルプによると Excel for Microsoft 365 と Excel 2024 の機能です。写真がセルの中に入るので、1 枚ずつ大きさや位置を合わせる作業がいりません。JPG、PNG、BMP、WEBP、TIF、GIF の写真を入れられます。
- 見出しを入れる。A1 に「写真」、B1 に「撮影日」、C1 に「撮影箇所」、D1 に「内容」と入れます。
- 写真をまとめて入れる。A2 を選び、[挿入]タブの[イラスト]→[画像]→[セル内配置]→[このデバイス]を選びます。写真をまとめて選んで[挿入]を押すと、A2 から下へ 1 枚ずつ入ります。入る先のセルに文字があると上書きされるので、空いた列で行います。
- 行の高さをそろえる。写真の入った行を選び、[ホーム]→[セル]→[書式]→[行の高さ]で数字を入れて[OK]を押します。行の高さは 409 ポイントまで指定できます。
- 写真の列を広げる。A 列を選び、[ホーム]→[セル]→[書式]→[列の幅]で数字を入れます。列の幅は 255 文字まで指定できます。
- 撮影日・撮影箇所・内容を書く。B〜D 列に、写真ごとに書きます。
- PDF にする。[ファイル]タブの[名前を付けて保存]か[コピーを保存]を選び、[ファイルの種類]で[PDF (*.pdf)]を選びます。印刷するページは[オプション]で選べます。[保存]を押します。
行の高さと列の幅は、はじめは行の高さ 200、A 列の幅 50 くらいから試し、PDF にしたときに 1 ページに何枚入るかを見て調整します。数字はパソコンのフォントや用紙の余白で変わります。
[セル内配置]がない Excel では
Excel 2021 以前のエクセルなどで[セル内配置]が出てこないときは、写真はセルの上に浮かんだ形で入ります。1 枚ずつ大きさと位置をセルに合わせることになるので、枚数が多いときは上の無料ツールのほうが早く終わります。
無料ツールで A4 の写真台帳にする手順
- 工事名と会社名を入れる。各ページの上に出ます。
- 1 ページの写真の数を選ぶ。3 枚か、写真を大きく見せる 2 枚です。どちらも A4 縦で、写真が左、撮影日・撮影箇所・内容が右に並びます。
- [写真を選ぶ]で写真を選ぶ。まとめて選べ、ファイル名の順に並びます。あとから選んだ写真は最後に足されます。順番を変えたい写真は[1 つ前へ]で動かします。
- 写真ごとに撮影日・撮影箇所・内容を入れる。プレビューにすぐ反映されます。
- [印刷・PDF に保存]を押す。台帳のページだけが印刷の画面に出ます。用紙を A4、向きを縦にして印刷するか、PDF に保存します。
台帳はこのページを閉じると残りません。あとで直すかもしれないときは、写真と書いた内容を手元に控えておくか、エクセルで作ります。
ツールは、長い辺が 1,600 ピクセルを超える写真を 1,600 ピクセルに縮めて台帳に並べます。もとの写真ファイルは変わりません。写真のデータそのものを提出するときは、もとのファイルを出します。
Blink Brief には点検報告書のツールもあります。点検の項目ごとに写真、判定、メモを並べ、依頼主の署名を入れた PDF をつくるときは、そちらを使います。日本語もそのまま PDF に入ります。PDF をつくるためのライブラリー(jsPDF)を cdnjs から読み込みますが、写真や入力した内容はどこにも送りません。
よくある質問
写真台帳の無料テンプレートはありますか?
このページのツールが、そのまま無料のひな形になります。写真を選び、撮影日・撮影箇所・内容を入れると、A4 縦に 3 枚か 2 枚ずつ並べた台帳を印刷か PDF にできます。エクセルで作るなら、A 列を写真、B〜D 列を撮影日・撮影箇所・内容にした表が、そのままひな形として使えます。
エクセルで写真をセルの大きさにそろえるには?
Excel for Microsoft 365 と Excel 2024 では、[挿入]→[画像]→[セル内配置]で入れた写真がセルの中に収まります。行の高さと列の幅を先に決めておけば、写真の大きさが全部そろいます。行の高さは 409 ポイント、列の幅は 255 文字まで広げられます。
スマホだけで写真台帳を作れますか?
このページのツールは、スマホのブラウザーでも写真を選んで台帳の形に並べられます。印刷や PDF への保存のしかたはスマホの機種によって違い、このページではパソコンの Chrome と Mac の Safari の手順だけを確かめています。
写真は会社の外に送られますか?
このページのツールでは送られません。写真はブラウザーの中で読み込んで並べるだけで、Blink Brief を含め、どこにもアップロードしません。ページを閉じると消えるので、先に印刷か PDF への保存をしてください。
出典
- Microsoft サポート「Excel の[セル内に配置]機能を使用して画像を挿入する」(Excel for Microsoft 365、Excel 2024、2026年11月3日に確認)
- Microsoft サポート「列幅や行の高さを変更する」(2026年11月3日に確認)
- Microsoft サポート「Office デスクトップ アプリで PDF または XPS に保存または変換する」(2026年11月3日に確認)
- Google Chrome ヘルプ「Chrome から印刷」(2026年11月3日に確認)
- Apple サポート「Mac で書類を PDF として保存する」(2026年11月3日に確認)
- NTT 東日本「工事写真台帳を作る 4STEP」(表紙の項目、補足情報、画像編集の扱い、2026年11月4日に確認)